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date :2012年03月01日

命の選択

またまた実家母・・・入院
今回はかなり難しい(-"-;)

40年以上前の 癌の放射線治療の後遺症から
腸管と膀胱が癒着・・穴があいて腸液が膀胱を通っておしっこの袋に流れでている。

当然 感染症がでるわけで緊急手術なのだが・・
腸のバリウム検査 膀胱鏡の検査をする前にストップがかかった

ワーファリン(血液さらさらの薬)が効き過ぎてて
検査で傷をつけたら危険で 手術なんてとんでもない状態

まずはその効果を抜くところから始まり
やっと腸のバリウム検査をしたが、その時意識がなくなり
呼び出された。

それでも、しばらくして復活したのだが
中の状態がとりあえずわかったので手術・・・なわけだが
小腸から人口肛門を造るんだそうな

外科の先生曰く
心臓のこと ワーファリンを抜いたこと(また血栓がつまったらOUT)体力
リスクをしょってまでするかどうか 選択してください・・と。

このまま 手術をしなければ 食べることも飲むこともできず
尿毒症とか 感染とか・・いつまでもつのか 
手術した場合手術中に・・もしくは 術後 どの程度戻ることができるのか

手術が成功した場合のメリットは お腹の痛みを心配しなくても
ご飯が食べられる
ただ成功したとしても 78歳・・もろもろの病をかかえ
あとどの位生きられる???

今は 頭もハッキリしてて 昔の話だの 遺言めいたことだの 身辺生理だの
気分のいい時を見計らってあれこれ話す
今日は 自分が癌になった時の事から あれから45年
精一杯生きてきたこと 一番下の孫も 明日高校卒業である

ジジを残すことは心残りであろうが 先に倒れたじじを精一杯介護もしてきた

そんな自分は幸せだったと 何度も繰り返してた

医者が本人にどうしたい?と聞いた時に 「まな板の上の鯉ですから お任せします」って
家族の方はどうしたいですか?と別室で聞かれ 姉と話し合う。

どちらも答えなんて出せない
苦しい思いはさせたくない・・それしか出ない
これだけいろんな病とずっと付き合ってきて これ以上手術を受けて
どうするんだろう・・でも この状態で生きてだっていけない

どうどう巡りだけど 結論はださなくてはいけない

どんな入院でも 本人にきちんと説明して 本人の希望を聞いて
今回 母がだした答えは 受ける。。であった。
もちろん第一の本人希望は あなたたちのいいと思うほう。。なのだが

結論を病院に伝えて 帰ってきたわけだが
姉も 堂々巡りなのだろう。。
「ホントは受けない方がいいと思ってる??」
先生の話を聞いた後 「このままの方が いいのかな・・」と私がもらしたからであろう

前回の 心臓 足のカテーテル治療を拒否した母である
やりたくないと思ったら 明日死ぬと言われようが やらないと言うだろう。

ただ もし手術がうまくいけば・・
これから先 細くでも生きて お腹の痛みを気にせず 好きなものが食べられる
たぶん・・それが今の母の夢なのかもしれない。

ずっと見てくれてた病院の先生に おまけの人生なんだから
好きなことをしなさいと言われてた。

そう思えば母が自分の夢の為 自分でした選択なんだろう。
・・・と 応援するしかない。
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